こんにちは!9月も中旬になり、暑さも和らいできましたね。
夏の終わりですが、今回は「夏の家」をご紹介します。
「夏の家」とは、軽井沢タリアセンに常設されている建築物です。
(今はペイネ美術館として使われています)
この建物は建築家のアントニン・レーモンドが昭和8年に建てたもの(築90年!)
レーモンドは軽井沢に自身の別荘兼アトリエを設計する際にある実験をしたそう。
当時は鉄骨やコンクリートを使った機能的、合理的な手法(モダニズム建築)が流行していたが、
せっかく日本に家を作るなら、日本の木造工法を参考にして同じような建築ができないか?と。
結果、様々なアイデアと技法を詰め込んで実験を成功させました。
木造でもモダニズム建築は可能である!と知らしめて、
以降は軽井沢の別荘建築にこのスタイルが用いられ、浸透していったそう。
90年前にこんな建物が建築されていたら、センセーショナルだったでしょうね!
その「夏の家」は6月に、
国の文化審議会が指定重要文化財に指定すると文部科学大臣へ答申しました。
軽井沢タリアセンでは国指定重要文化財答申を記念し、9 月 23 日(土)から11 月 23 日(木)
にかけて、アントニン・レーモンド「夏の家」(仮)展を開催予定。
通常は雨戸や窓を締め切りにしていますが、会期中は大部分を開放し建物本来の姿を公開、
また「夏の家」関連資料を展示されるようです。
90年前、1人の建築家の想いが詰まった「夏の家」を一度見に行ってみてはいかがでしょうか?🏠
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